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防犯カメラの有用性

2022.02.01

今回は防犯カメラの有用性について考えてみたいと思います。

 

一口に防犯カメラと言っても種類は様々です。設置場所から任意の場所を監視するという目的は共通していますが、監視できる画角、鮮明度、暗視機能、人感センサーライト付きなど機能は様々です。お客様の防犯、監視の観点から有効なものを選択できるよう、弊社でも最適なご提案を行っているところです。

 

さて、ではどのような効果を目指して設置していくのが適当と言えるでしょうか。

 

まずは設置による防犯効果です。

たった一台であっても設置してあるということがわかる物件と、そうでない物件を想像して下さい。普通であれば犯罪者は防犯対策のしていないであろう物件を選んで違法行為を行うでしょう。また、施設内の設置においても、監視の行き届いている場所、そうでない場所を想像し比較すると同様のことが言えるでしょう。

 

設置による安心も効果の一つと言えるでしょう。

多くの場合、施設全てを視野に収め、監視を24時間続けるということは不可能でしょう。防犯カメラに必要な箇所を監視させ情報を保存しておくことで、必要な場所の監視情報を時間を指定して後から確認することができます。

 

また防犯対策の実施による社会的な信頼の獲得も見込めるでしょう。

確実なサービスの提供を目標とする企業であれば、防犯対策を確実に行うことでお客様に安心して頂けるでしょう。また自分達の様子も同時に録画されることから、不誠実な行動をしていないという証明にもつながるかもしれません。

 

これらの効果を考えると人員の削減ができることも有用性の一つかもしれません。

警備として配置する人間を、防犯カメラによって警戒と監視を代行させることで生産性の向上につなげることができるかもしれせん。

 

心理的な要素で行くと、デメリットも発生します。

今までであれは監視することなど考えてもいなかった場所が監視下に入ることによって、初めて目の行き届いていない場所が浮き彫りになります。防犯カメラにも死角が存在します。監視対象者の身長によっては人相まで確認することができないかもしれません。表を監視すれば裏が気になってくるのが人間ですが、全てを監視下に置くことはご予算や機能上適当とは言えないでしょう。

 

またプライバシーに関わる部分を監視するのは犯罪です。企業内であれば更衣室やトイレ、個人宅であれば近隣の家の中やベランダなどが写り込むような設置は良くないでしょう。また、企業内における休憩室や給湯室などまでを監視してしまうと、そこで働く人にとって大きなストレスになってしまいます。

 

以上のことを考慮して防犯カメラの有用性を考えてみると、例え一台であっても設置してあることと言えるでしょう。せっかくなら録画しておこう、モバイル端末で確認できるようにしておこう、と考えていただくのは良いことですが、まずは設置するという防犯効果を考えてみて下さい。

街中の建物に的確な防犯カメラの設置がなされ、犯罪の抑止につながり、安心で快適な世界が実現するよう、弊社も微力ではありますが貢献していきたいと考えています。

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